You'll Always Find Me In The Kitchen At Parties

見るのをながめることはできる。それに対して、聞くのを聞くことはできない。

ザギンとナニワで個展する

んですが、おれの考えたかっこいいタイトルの<>が全角になってるの。それ、&gt;とか書けば表示されるんですよ! まあ、印刷物ではきっとちゃんと半角になっているでしょう。

あと、山梨の山奥、かつて避暑地として栄えたというエリアで、ナウなヤングのポートフォリオというグループ展が執り行われるのだが、出展作家を見ると、おやおや、ここにも見覚えのある名前がありますね。明日、というか今日から! これは、展示作業をあちら様でやってくれるので、展示に際しては私は何もしなくてよいのである。応募したのは去年の5月なんですが、4枚の写真を収蔵していただいたので、多分4枚展示されます。

キッチュでニヒルでポストでモダンな、あの頃の隈研吾は何処

東京ステーションギャラリーにて「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」を見た。建築の素材にフォーカスした展示構成になっていて、「木」「土」「石」などといったチャプターごとに大きな模型やら図面が展示されている。この展示を見ると、この建築家は自然の素材と向き合ってエコロジカルな感じで仕事してるんだなーという感想になりそうで、しかも本人による解説を読むと、私は里山に近い古い木造家屋で生まれ育ち、みたいな話をしているので、あたかも連綿とこういう建築やってるかのようなのだ。
…って、「M2」や

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By Wiiii - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

「ドーリック」

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By User:Wiiii - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link

みたいな初期作品は黒歴史あつかいなんだろうか。キッチュでニヒルなポストモダン。最近の、ゼネコンが作った巨大施設にオシャレな木材貼り付ける仕事よりも、初期のちょっと狂った作品のほうがずっとかっこいいと私は思うけどなー。

ソニービルがなくなったので、メゾン・エルメス(レンゾ・ピアノ)の横っ腹が丸見え

夕暮れ時の数寄屋橋交差点で、見慣れない光のブロックがそびえ立っている… と思ったら、ソニービルが解体されたので、その奥にあるエルメス銀座店が横から丸見えになっていたのだった。2001年竣工ということだが、細い道路から見上げる形でしか目に触れることがなかった壁面が、こうして交差点を行き来する多数の歩行者の目に触れるようになるとは、レンゾ・ピアノとしても想定外だったろう、と面白く感じた。ソニービル跡地は、2020年までは公園みたいな空間として使われるそうなので、この状態が2年ほど続く。エルメスとしては嬉しいだろうな。
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